可児市が世界に誇るギターブランド「ヤイリギター」
「その製作現場が見られる」そんな情報を聞きつけ
ヤイリギターの工場見学に行ってきました
音楽好きならご存知かもしれませんが、ポールマッカートニーさん
サザンの桑田さんも愛用されてる、あのヤイリですよっ(*^^)v
ヤイリギターは今年3月に2代目の社長がご逝去され、この7月に
3代目の新社長が就任されたばかり
来年、創業80周年を迎える老舗のこだわりを探りに行って来ました
玄関ではギターを弾くかわいい石像が出迎えてくれます
写真にはありませんが、木製時計もギターが象られてたり、工場内では
人形がギターを弾いてたり、いろいろと楽しい仕掛けがあります(^^♪
では早速、係りの人に工場内を案内していただきまーす
はじめに資材置き場へ、仕入れた板を少なくとも10年以上(@_@;)寝かせて
水分を抜くそうです
写真では伝わりませんが、おびただしい数の板が置いてあります
続いて実際の作業工程へ
職人さんが実際に作業されている部屋に入り、近くで見学します
こちらは、ギター表面板の裏側です
これを見たことある方は、少ないんじゃないですか?
張る弦の材質がナイロンかスチールかによって、ここに付ける木材の
貼り方が異なるそうですよ
次に平たい板をお湯につけて機械でプレスし、ひょうたんみたいになった側面版を
ヤスリがけします
このあと表面板、裏板を張り合わせます
さらに、ギターの縁に、線状のひもを何層にも重ねて、強度を高めます
そして、次なる工程はネック付け
ギターの持ち手部分を、段差やズレがないように一つ一つ丁寧に
ノミで削っては取付け、削っては取付を繰り返します
見学して初めて知ったのですが、このネックにもいろいろと種類があり
ネックの裏側にも、さまざまな形があります
丸い半円のかまぼこ型、もう少し角があるタイプ、丸くなっている部分を
真ん中ではなく、ずらしてあるセンターずらし型というのもありました
実際に持ってみると、私的にはセンターずらしが一番持ちやすく感じました
さらに電動ヤスリで磨いてはニス塗り、磨いてはニス塗りを繰返します
こうした作業を1本のギターにつき3~4ヶ月かけて行い、やっと完成となります
ギターへのこだわりはもちろん、ここで働いている職人さんたちも
仕事に誇りをもっているように感じられ、良い刺激を頂きました
見学の最後には、社員食堂の一角にあるステージで、職人さん達による
ギター演奏があり、スタジオジブリの曲を4曲ほど聴かせていただきました
ギターをオーダーメイドしたお礼として、プロのミュージシャンが
ここで社員向けに演奏されることもあるそうです
これは、とっても贅沢ですね~(^^♪
見学は全部で小一時間位、毎週土曜に予約制で行っています
夏休みの自由研究に、大人の社会見学に、一度行ってみてはいかがでしょうか?
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