今回は、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」をご紹介したいと思います。女性の社会進出が目覚ましい昨今の日本ですが、世界的にみると、ジェンダー平等の達成度はとても低いままです。一体どうしてでしょうか?ぜひ社内やご家族で話し合ってみてくださいね!
SDGs目標5とは・・・?
SDGsの目標5てそもそもなんだっけ?
ジェンダー平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
世界の現状は?
女児の早すぎる結婚や人身売買が問題に
海外では、女児を10代のうちから結婚させることや、家庭の収入が低いために、女児を人身売買してしまうことが頻繁に起こっています。女児たちは教育を受けることができず、将来的にも安定した職に就くことができないため、やむを得ず売春などを繰り返すという負の連鎖に陥りやすいシステムになっているのです。
日本の現状は?
日本のジェンダーギャップ指数は先進国で最低レベル(2021年は156カ国中120位)を記録しており、一般家庭の共働きも珍しくなくなったとはいえ、まだまだ問題が山積みです。女性の社会進出のうらでは、女性だけが家庭と仕事と育児の両立を求められたり、男性よりも昇進のペースが遅かったり、育児での離職を余儀なくされるなど困難があります。また、男性の育児休暇の取得率もいまだ低く、2019年時点で育児休暇取得率は女性が83%なのに対して男性はわずか7.48 % です。このギャップを埋めることが日本のジェンダー問題の解決には重要となっています。
私たちができる簡単アクション
家事は「女性の仕事」ではなく「家族の仕事」と考える
家事の料理や掃除、子どもの世話などは、女性だから好き・得意というわけではありません。子どものころから練習する機会が多かったから、世間的にやらざるを得ない環境だったからやっていることもあります。男性でも一人暮らしをしたら家事をするのと同じように、家事は人が暮らすうえで必要不可欠な作業です。家族でタスクをリストアップをしてみて、分担してみるといいですね。
また、今はまだ男性が家庭の大黒柱になり、収入面を支えていることが多く、家庭との時間を持てないことも問題になっています。性別にかかわらず、幸せに暮らせる働き方を目指していく必要がありますね!
女性の産後うつに気を付けて
出産は、「交通事故と同じくらいのダメージを心身ともに受ける」という助産師さんがいるほど、出産は母体にとても大きな影響を与えます。体力も落ち、ホルモンバランスの影響で気分も下がりやすい状態に加え、赤ちゃんのお世話で疲労困憊の状態です。
産後1年以内の母親の死亡原因で一番多いのは「自殺」という調査結果もあります。誰しもなる可能性がある身近な問題といえます。産後うつがもっとも発症しやすいとされている時期は産後2週間~1ヶ月。この期間に男性が育児に積極的に参加することは産後うつの発症を予防するうえでも大切です。特に、睡眠不足や栄養不足にならないよう、赤ちゃんのお世話を交互に見て、互いにしっかり休憩時間をとる。母親は一人になる時間を持てるよう周りに協力をお願いするなど、家族で話し合って子育てをしていきましょう。
ジェンダーめがねを取り払おう!
私たちは無意識のうちに様々な物事を性別で区別しています。家族の長距離旅行は男性陣に運転をお願いしていませんか?女性だからという理由で、積極的な発言がしにくい雰囲気になっていませんか?子供たちも、男の子だから青い服、女の子だからピンクの服など、自分でも気が付かないうちにジェンダーによる区分が植え付けられていっています。
大切なのは、本人がどうしたいか。ジェンダーというめがねをはずして、その人の気持ちや本意を大切にできるような社会になっていけるといいですよね。
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