解体費用の相場は都道府県によって多少異なりますが、

構造体解体費用の坪単価
鉄筋コンクリート造坪7万円前後
重量鉄骨造坪6万円前後
軽量鉄骨造坪5万円前後
木造坪4万円前後
※敷地形状、仮設費用や基礎形状などにより、実際の費用とは異なります。

となっています。これだけみると、鉄筋コンクリート造の解体費用は割高に感じますが、、、

国で定められている法定耐用年数で、比較してみると、鉄筋コンクリート造は47年となります。

比較供給の多い、木造は22年・軽量鉄骨は27年であるため、他の構造体に比べて約2倍長持ちし、ライフサイクルが長い構造体であることが分かります。

各構造体別に解体費を耐用年数で割ると、

構造体単年度の換算金額
鉄筋コンクリート造7万円(坪単価)÷47年(耐用年数)
=1,489円
重量鉄骨造6万円(坪単価)÷34年(耐用年数)
=1,764円
軽量鉄骨造5万円(坪単価)÷27年(耐用年数)
=1,851円
木造4万円(坪単価)÷22年(耐用年数)
=1,818円

となり、鉄筋コンクリート造が、単年度でみると、最も安い事になります。


また、鉄筋コンクリート造は、主要躯体部分のほとんどがリサイクルができる構造体でもあります。解体時に鉄筋とコンクリートにそれぞれ分別して仕分けされ、新しい資源としてリサイクルする事が可能な構造体です。

これは「SDGs」にも繋がっていると考えます。

解体した躯体をプラントに運びます
鉄筋とコンクリートに分けます
別れた鉄筋は、製鉄工場へ
コンクリートを指定の大きさに砕き
アスファルト道路の下層の砂利などになります
※RC砕石と呼ばれるリサイクル製品

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